かつて海軍の武山海兵団があった場所に、
陸自の工科学校や海自の教育隊がある。
昨日は縁あって敷地内の地下壕を見学。
警備上の観点で調査を開始したところ、
かなり長大かつ複雑な壕が地下に広がっていたことが
わかったという。
掘削が始まったのは昭和19年末からというから、
戦争末期にあたる。本土決戦に備えたものだろう。
大量のゲジゲジが頭上を這いずり回っていたけど、
お構いなしで行くぜ〜!!!
こんもりと繁る木々の奥の山肌に、
銃眼と思しき長方形の穴。
内側は人が一人通れるだけの通路がある
(ゲジゲジ大量発生)。
こちらは途中で造るのをやめたと思しき階段。
道路脇の側溝の奥に空いた穴。
空気孔か?
あるいはもっと大きくして、
出入り口にする予定だったのかも。
普通に歩いていたら気づかない。
壕内はツルハシによる掘削跡が生々しく
残っているが、圧巻だったのはこの地層。
うっすらとした明かりでも
きれいなバウムクーヘンが見られる。
ううむ、これを解明するには地質学の知識が必要だ。
地下壕から少し離れた、小田和湾寄りの山肌には
何かを格納したと思われる穴が数ヵ所ある。
戦時中の史料によると、ここに回天の基地を
つくろうという計画があったらしい。
回天の格納庫か・・・?
が、実際のところ確証はなく、推測の域を出ない。
ナゾだ。
でも、そのナゾが楽しい。
BLOGブログ
前の記事へ「軍トリ」の新バージョン。
秀才バカの典型、山口真由の巻頭コラム。次の記事へ